大震災での節エネルギー対策から、持続的社会と新たな日本の役割を想起する

東日本大地震の被害は毎日増え続けている。これまで亡くなった方々に加え、行方不明になった人たちの人数は、残念ながらこれからもどんどん増えるだろう。目を覆うばかりの被害と惨状に言葉もない。被災者の方々は、不幸中の幸いと言ってはおれない過酷な生…

既存設計で勝つ方法論で究極の企業設計力を=Zero Design Cycle Time

ものづくりでは、通常、既存機能・技術8割に対し新機能・新技術が2割と言われる。購買上の外的差別化要因は、いかに、斬新で魅力的な新機能や新技術を他社に先駆けて搭載するか、であることは言うまでもない。発想・発見が求められるのも当然である。しかし…

データの滞留をゼロにする、設計工程におけるJust In Time

Just In Time (JIT)は、「必要な時に間に合うように部品をタイムリーに供給することで、製造過程での部品在庫を可能な限り少なくする」という手法を示す、トヨタ生産システム(TPS)の要の方法論だ。 では、この考え方を設計工程に適用できないだろうか。「…

生活の「心地よさ」をめざす全体最適的価値

最近、「心地よさ」という言葉がとても気になっている。誰でも好きな普通の言葉だろうけれど、特に、この1−2年、自分の中に蠢き出したいろいろな事柄の中心に、心地よさを追い求めているということがあるように思えるのだ。 なぜこの1−2年かと言えば、「精神…

FENとジャズと英語

高校の頃は、ラジオの深夜放送を聞くのが、流行りだった。オールナイトニッポンは、定番中の定番だったから、あの「お〜るなあ〜いとに〜っぽ〜〜ん」というフレーズと、ハーブ・アルパートの「ビター・スイート・サンバ」がとても懐かしい。でも、オールナ…

娘の成人に、文理往復した高校と予備校の頃を想う

娘が成人を迎えた。といっても、バイトのせいで成人式には出れず、特別祝ってやることもしていない。今度、家族で食事に行こうと話している。彼女も昨年1年浪人を経験した。1年前の今頃はだいぶ神経をすり減らしていて、本人も回りも驚くいい結果が待ってい…

絵は理解ではなく感じること、を知った時

「絵は理解ではなく感じること」、を知ったのは、札幌の予備校に通っていた頃。そこは、宿舎付きの予備校で、二人一部屋。初日、気持ちは暗く、親元からも離れてひどく心細い思いをしながら、荷解きをしていたら、バカ明るく、こんちわーっと入ってきたのが…

竹スキーで滑る=簡単が難しい

子供の頃、竹スキーというのがありました。私が生まれ育った青森県八戸市は、雪が少ないので、スケートは散々やりましたが、スキーにはほとんど縁がありませんでした。ただ、少しでも雪が降ると遊べたのが、竹スキーだったのです。本物のスキーとは、全く違…

精神的な成仏への道−平たく言えば、やりたいこと

新年とともに、本当に年が一つ上がるので、毎年正月には強く年齢を意識する。52になった。仕事に関しては、30代〜40代はかなり自分の思う通りのことをしてきたつもりだ。その代償でもないけれど、わが身の至らなさで妻にはかなりの負担を掛けてきたことも事…

今年の年賀状と、抱負を

新年明けましておめでとうございます。ちなみに、今日は、私の誕生日でもあります。気持ちを引き締めるために、昨年の反省と本年の抱負をまとめてみようかと。 昨年は、私の社会人生活の中で、大きな節目となりました。世の中が激動している中、私自身と周囲…

CAEを志す人たちへ−あるいは、専門技術に従事している若い人たちへ

最近、投稿用HPに、CAEエンジニアで一生食っていけるか? *1という問い合わせがあり、ツイッターで紹介されていました。下記のような非常に真摯なコメントが書かれていました。 ・CAE専任部署(規模小さい)へ異動願いを出す予定 ・花形部署から後方支援部署…

ヤマハ・ポプコンというのがありました

その昔、ヤマハ ポピュラーソング・コンテストというのがありました。通称、ポプコンです。それ何?という方は、Wikiのここをクリックしてください。でも、この記事のタイトルに惹かれた方には説明不要ですね。なつかしいかぎりです。 子供の頃、両親が美空…

起2:つなぎの不思議と効用

前に、「起:"つなぐ"であふれる世の中と、つながれていない「設計技術IT」の不思議」という記事を書いた。続きの「承」をすぐに書くつもりだったのに、ずるずると日にちだけたってしまって、今日、駅から家まで歩いている間に、「つなぐ」ことにまた、立…

マインドマップを3段活用で楽しもう!

先日、Twitterで、 「マインドマップは、3回楽しめる。1回目は、書き出しているときの”デトックス”感。2回目は、整理しているときのすっきり感。そして、3回目は、出尽くしてもうないだろと思った後に、新しいアイデア出た時!3回目を引き出せるかが、勝負…

目線がフレームに、脳がカメラになってしまうとき

この前、ビリヤードをテーマにした記事を書いた。3年間、週の3日-5日は、ビリヤード(四ツ玉)漬けだったから、起きている時間でいえば、仕事の時間の次に圧倒的に多くの時間を費やしていた。なので、何を見てもビリヤード玉の配置に見えていた白昼夢の中に…

設計という行為=設計空間を絞り込む

以前の記事で、「サンプリングから学ぶ=攻撃の要は偵察にあり」というテーマで、サンプリング=探索が重要だという話しをした。なぜかの理由をここで示そう。たまに、どうしても、抽象的・数学的な表現をしてしまいたいことがある。こういう定義の仕方をする…

有形&無形文化財的‐祐天寺のビリヤード屋があったっけ

25年前ぐらい前に、東横線祐天寺駅に、鄙びた、風変わりなビリヤード屋があった。駅から渋谷側の線路に沿って歩き、鉄道カレーで有名な店(カレーステーション ナイアガラ)の先を超えて100mぐらいのあたり。そのビリヤード屋の名前は覚えていない。1階…

イノベーションには、ビジネスモデルを実現させる運用が大事

イノベーション創出の方法論や事例はいたるところで語られている。Twitterにも、#Innovation ハッシュタグがあるぐらいで、世界中のビジネスマンや経営者は、イノベーションを欲している。ある大学に年に何回か出かけて、イノベーションをテーマにした議論に…

「パイ投げ」をやってみよう

みなさん、「パイ投げ」をやったことありますか?知らない? かもしれないですね。最近は、そんな場面のあるのどかな映画やテレビ番組はなくなってしまったから、意外と知らない人が多いかもしれない。アメリカのドタバタ喜劇、日本のコメディでも、定番のア…

”つなぐ”であふれる世の中とつながれていない「設計技術IT」の不思議

「つなぐ」というありふれた言葉に、最近敏感になっている。「つなぐ」技術は、現代の世の中で、空気とさえいえるほどあたりまえであるのに、私の関わっている技術の世界ではそうではないという不可思議な事実に、ますます気づいてきたからだ。 インフラと呼…

4月の楽しみ-子リスたち

はてなに引っ越し後初めてのブログです。気分を一新して、4月らしい”新人さん”にかんするトピックにしました。 4月の楽しみは、なんといっても子リスたちをペットショップで見られること。ただ、シマリスに人気が出てきているので、小さいほどかわいいとい…