【海】を撮る

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港町で育ったからだろう、海には愛着がある。生活感のたっぷり詰まった小さな港で、小さな船、網、ロープ、干してある漁具を見て歩いて、気になるものをパチリ、パチリ。人気のない波しか動くもののない砂浜で、きれいに砕ける波の形をひたすら見つめて、一瞬の波を撮る。サーファーたちが波と格闘している姿を、格好いい一枚を狙う。アメリカでしゃれた港町の看板、レストラン、街並み、散歩する人たちをスナップ。海辺には土地なりにたくさんの姿があり、その雰囲気を味わうだけでも楽しい。とくに早朝と夕方は、光が刻々と変わっていく中で、変化していく海辺の表情がいい。



少し風の強い日、湘南海岸に行ったらたくさんのサーファーたち。普段より高い波がどんどん押し寄せていて、今日しかないばかりに皆、波に向かっていた。



早朝の静かな砂浜。波がほとんどなく、数多くの小さな波間から宝石のような光がきらめいていた。海もゆったりと休んでいて、普段見せない表情を見せているかのようなたたずまい。



波が引いたばかりの目の前の砂浜に貝殻が一枚顔を出した。きれいに整地されたキャンパスにポツリと自ら絵を描いたかのよう。




サンフランシスコ郊外のちいさい港町。水面も寝入っているかのような早朝、入江に停泊しているヨットたち。




ゆったりと過ぎさるカヤックの向こうに、サンフランシスコのビル群がかすれて見えた。ここに住みたいと思った。




港に数ある漁具の中で、不思議とロープに惹かれてしまう。その巻かれ方や形が気になる。いいフォルムはそのまま絵になる。







津波で失われた無数の港町の生活に思いを馳せる。亡くなった方々へ合掌。




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