2.3 技術文化度

判断を誤る経営者を想定したフェール・セーフ運用思想のすすめ

先般、福島第一原発の事故は人災であるとの報告書が出ました。なぜ、”人災”が起こってしまうのか。最近のベストセラー「失敗の本質」が示しているように(といっても、まだ読んでませんが)、旧日本軍がそうであったように日本人の“エリート”の特性なのか、…

中庸品質のススメーアメリカ流クオリティと日本の品質の間

先日、アメリカで同じ部屋に一週間滞在し、アメリカ流クオリティを示す例を四つも見つけてしまった。 お風呂の栓がなかった。前に泊まった人はどうしたんだという疑問が先に湧いた お風呂の蛇口の装置が見た目ではわからないけれど、お湯を出す取っ手と、湯…

10年後の自分に選択肢を与える−情報キュレーション実践(その2)

二日ほど前に、その1を書いた。一旦公開してしまえば、気が楽になるもので、変な不安は消えてしまった。さて、続きのその2を、以下に記す。少し長いですけど、お付き合いいただけると幸い。その1を読んでいない方は、「10年後の自分に選択肢を与える−情報…

10年後の自分に選択肢を与える−情報キュレーション実践(その1)

なにはともあれ、こんな大層なことを書いて公開してしまって、大空振りするかもしれないとか、予想もしない反応が出てきたらどうしようだとか、不安がたくさん過ぎっている。でも、この想いと構想をいつかどこかで書いて実行に移さねば、5年後10年後に本当に…

 安心できる技術−電子錠が動かなくなった話

アメリカのとあるところに本日着、それなりのホテルなんだけれども、お風呂に入ろうとしたら、どう見ても湯船の栓がない。海外のホテルには、たまに、自分が知らないだけとか、気付きにくいしくみとかあったりするから、注意深く見てみたけれども、やっぱり…

イノベーションには、ビジネスモデルを実現させる運用が大事

イノベーション創出の方法論や事例はいたるところで語られている。Twitterにも、#Innovation ハッシュタグがあるぐらいで、世界中のビジネスマンや経営者は、イノベーションを欲している。ある大学に年に何回か出かけて、イノベーションをテーマにした議論に…

他国・他産業からもっと謙虚に学ぼう

日本の企業は(あくまでも)一般的に、欧米企業の実績や事例をありがたがる傾向が強い。その裏には、技術自体を素直な目線で見て判断しているのではなく、xx会社は、自分たちより優れているはず、xx国の技術は未熟だという思い込みが背景にあるのではと…

2番でいいという目標はあり得ない

古いテーマで恐縮。「次世代スーパーコンピュータ開発予算」の事業仕切りで、”2位じゃだめなんですか”と言われ、一時予算凍結になった件、各方面からの意見がすでにたくさんあるから、いまさら私ごときが、言うのもなんであるが、気になっていた論点を吐き…