3.3 絵を観る

東山魁夷の「道」で思い出したことなど

ー2012年5月にFacebookに書いた記事の転載ー 極上美の饗宴「希望へ続く道~東山魁夷の東北~」を見ました。 http://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20120501-10-06790 東山魁夷の有名な「道」の題材になった場所、八戸市種差海岸にある…

長谷川潔展、一人の芸術家の一生の仕事を一回の展示会で観れる不思議と感謝

横浜美術館「生誕120年記念 長谷川潔展」を観てきた。 以前図録で見たことがあるだけで、実物は初めて。あまりにも全部素晴らしかったので、何も語れない。一つ一つの作品たちが濃い。 版画の場合、表現と技法が密接に結びついていることが、特によくわかる…

絵は理解ではなく感じること、を知った時

「絵は理解ではなく感じること」、を知ったのは、札幌の予備校に通っていた頃。そこは、宿舎付きの予備校で、二人一部屋。初日、気持ちは暗く、親元からも離れてひどく心細い思いをしながら、荷解きをしていたら、バカ明るく、こんちわーっと入ってきたのが…