2010-01-01から1年間の記事一覧

2番でいいという目標はあり得ない

古いテーマで恐縮。「次世代スーパーコンピュータ開発予算」の事業仕切りで、”2位じゃだめなんですか”と言われ、一時予算凍結になった件、各方面からの意見がすでにたくさんあるから、いまさら私ごときが、言うのもなんであるが、気になっていた論点を吐き…

ネムネムの置き土産

先代シマリス「ネムネム」は、普段から家の中に放されていたから、餌を気に入った場所そこいら中に貯めていた。 ある時から、家に虫が発生し始めた。天井を小さな虫が這いまわり、それが孵化して小さな蛾になってうるさく飛び回るのだ。掃除機で吸い込んでも…

Software Robotでコンピュータ作業を自動化

3/3の記事で、Software Robotという概念に基づいて、GEにて革新的なツールが開発された逸話を紹介した。この技術で何が新たに実現されて、何が変わったのだろうか。 実現されたことは、設計者の業務時間の大半を占めていたコンピュータ上での対話型作業の大…

シマリス事始めとネムネム

娘が小学生の頃、クラスメートが飼っていたシマリスを1週間預かることになった。 クラスに戻して数日後、誰かが意地悪をしてリスをカゴから逃がしてしまい行方不明になった。餌を自分で探せるはずもなく、猫につかまったらおしまいなので、家族で学校の構内…

サンプリングから学ぶ=攻撃の要は偵察にあり

「最適設計支援ソフト」という標語でソフトウエアを紹介し始めて、すぐに気付いたのは、聞く人に二つのタイプがあるということだ。 一つは、最適化アルゴリズムを自分で書いたり、試したりしたことのある人で、たいがいはあまりいい経験をしていない。したが…

便利だが誤解を招く言葉「最適化」

「最適化」という言葉は分野を問わずよく使われるので、あたかも世の中の人々が同じ意味を共有しているかの錯覚に陥る。この機能は「最適化」されています、と言われればなんだか、分かったような気になって安心してしまうとことがあるが、実はたいへん危な…

最適解は失敗の学習結果

「最適解」というとどこかにすでに存在していて、それを見つければいいというイメージがないだろうか。理論解がある場合にはそれで正しいが、ほとんどの世の中の問題に理論解はないので、たいがいは、探索していく方法が必要になる。 これを人がやると試行錯…

人生を変えた言葉「設計とは最適化」

スーパーコンピュータ会社に勤務していた頃、社長と元N自動車専務のM氏との会食の場に同席する機会があった。当時私は、N自動車担当のSEというだけで現場代表的に末席にいただけであるが、その場の誰かが、話題が途切れたところで”設計とは何ですか?”と…

ソフトウエアロボット - Software Robot

以下は、私がいた会社の創業者Dr. Siu Tongが、”Software Robot”というアイデアを思いついたときの経緯を書いたもの。この業界では有名な逸話だったが、最近は広められる機会も少なくなってしまった。なので、日本語訳付きでぜひ紹介しておきたい。新しい技…

私の仕事

改まってこういうタイトルで書こうとするとなかなか難しい。とはいえブログの中で書く話題は、私の仕事に関連していることが多いので、最初のテーマとして書いておかなくては。 産業構造の中の位置づけでいうと、「IT産業→ソフトウエア販売業→製造業向け→設…

きっかけ - なぜブログを書こうと思うに至ったか

世の中から少し外れたところをよしとするひねくれ根性を持っているので、新しいことにはすぐに飛びつかず斜めから観察してしまう。嗜好が違うから単に買う気になれないということではあるけれども、ベストセラー本やミリオンセラーアルバムは買ったことがな…

目的 - このブログを見る方々に

新しく物事を始めるには、まず対象者を具体的に想起することが重要だといわれる。自分にとって身近な以下の人たちのために書こう。私自身に 自分情報を整理することでもっともありがたいのは自分自身である。そう、まずは、自分とは何者かをまとめるのが、一…

趣旨 - ブログを書こう

こんにちは。訪問ありがとうございます。このブログは1個人の略歴・仕事・趣味・思考などの活動を記載している”私の情報”の発信場所です。 最初の記事にだけ写真を掲載します。これまで、世の中の立派なHPやブログを見ていて、自分にはできない、だいたい…